日々ボン

「幸福な遊戯」角田光代


わたしの評価

初めて読む角田光代。一言で、ぬるいっ!デビュー作だから…とかそういうフォローは好きじゃないので辛口で。こういうのんびりほわわんって感じな小説が合わないだけかもしれないけど、こらえきれずに何度も飛ばし読みした。情景描写が、なんか意味ないの。何も伝わらない感じ。何もない日常を書くのって、だから難しいんだろうな。と、思ってまた何気なくAmazonのレビューを読んだら、まさに同じ感想を述べている人多数発見!!

でも、最近の作品は良い評価を得ているようなので、また他の作品も読んでみよう。

「しょっぱいドライブ」大道珠貴


わたしの評価

初めて読む大道珠貴。本当に芥川賞受賞?!って書こうとしたところで、今たまたまAmazonのレビューを読んだら、星がたったの2つで、多くの人が超辛口コメントをしていて笑った。陰気くさいと書いた人があったけど、同感。小説の中身が陰気なんじゃなくて、書いている人が暗いんだろって感じ。特に「しょっぱいドライブ」は相手役の老人が気持ち悪い。「タンポポと流星」という短編がまあまあ良かったから評価4だけど、あれがなかったら0だな。本、買わなくて、借りただけにして良かった…。

「Ceremony」Robert B. Parker


わたしの評価

初めて読破した洋書。読み終わった後に「ハードボイルド」作品だったことを知った。サクサクっと放送禁止用語が出てきて面白かった。やっぱり洋書でもミステリーだと読めるんだなぁ。ファンタジーと小説には昔挑戦したけど、すぐ挫折。いつか読めるようになるんだろうか。

「顔に降りかかる雨」桐野夏生


わたしの評価

桐野夏生って読んだことなかったかもしれない。江戸川乱歩賞受賞と書いてあったので読んでみたら面白くて、早読みした。ミステリーでも色々あるなぁ。トリックとかそういうんでなく、物語性の方に重きをおいた感じ。また読んでみよっと。

今考えたら、題名と内容がリンクしてないような・・・。まさかクセのある性癖云々の人達が出てくるとは、題名からは予測できなかったもんなぁ。

「クロワッサン症候群その後」松原惇子


わたしの評価

予測はついていたけど、前編「クロワッサン症候群」の方が面白かった。でも独身の働く女性が30代から40代になった時、何か変わるのかっていうフォローアップは確かに必要だったかも。

前の作品より、著者の押し付けな価値観をひしひし感じとって、ああこの人、結局自分自身が満たされないのかもと感じざるを得ない…。40を越えても結婚を諦めきれない人に、「もう40なんだから…」と言いかけるところなんか特に、矛盾してる。

「マザー・グースと三匹の子豚たち」桐島洋子


わたしの評価

桐島洋子という人はよく知らなくて、むしろ息子のローランドとか娘かれんの方が馴染みがあったけど、以前読んだ「クロワッサン症候群」という本の中で、それはある時代の異端児であり一部の女性に多大な影響力を及ぼしたようなことが描いてあったので、この機会に読んでみた。

確かに、昭和52年に書かれたとは思えない新鮮さ。今読んでも何の違和感もない、リベラルな人生観と子育て。アメリカの片田舎で、車なしで過ごし通した根性!

基本的なモノの考え方に、似ているところがあって、共感しつつ読んだ。

子育て・主婦業に専念するため(日本でもできるのにわざわざ)アメリカに1年住んだということで、どんなアメリカかぶれ発言が出てくるのかと思いきや、そうでは全然なくて、とても客観的にアメリカと日本という国を比較しているところなんかも素敵だった。出版社にしばらく勤めていて物書きが仕事である人だからか、使っている言葉に品を感じた。

「モザイク」田口ランディ


わたしの評価

久しぶりに「早く続きが読みたい!」て思わせるおもしろい話だった。飛ばしちゃった「アンテナ」も読もう。偶然にも友達からものすごく似た類の話を聞いていたのでビックリ。オカルトって本当はあんまり興味ないけど、田口ランディは物語を作るのがすごく上手い人だと思う。

「スローグッドバイ」石田衣良


わたしの評価

初めて読む石田衣良。恋愛モノ短編集は難しいと思うけど、おもしろいのもいくつかあった。描写に凝ってる感じがうかがえる。出てくるカフェやレストラン、はたまた登場人物の部屋なんかに作家の「好み」をモロに出してる感じ。村上春樹とかもそういうところあるけど、「もうそろそろいいわ」て気になる時もある。